タイルシンクをいちから作る(モザイクタイル貼り)

いよいよタイルシンク製作も終盤。

タイル貼りのために今回購入した道具が2つあります。

ひとつめはクシ目コテ。

タイル接着材の塗布に使用します。

一般的なタイルだと5mmのクシ目コテを使用するらしいのですが、今回のようなモザイクタイルの場合は3mmのクシ目コテを使用するようです。

タイル貼りの必需品です。

緑長 本焼 クシメ鏝 3mm目 板厚0.5mm 240mm
ハードトランダム接着で、背金が取れにくくなってる 【用途】 タイル作業のクシ目つけ、模様つけ 【特徴】 ・シンナー類(有機溶剤)で洗える ・本焼き仕様なので硬度がある 【注意事項】 ※作業箇所にあったコテを使用ください。 ※柄及びコテ身にガ...

2つめはタイルカッター。

モザイクタイルを切断するためのカッターでカットするというより食いちぎるように切断することから食い切りと呼ばれているようです。

こちらも必需品なのかとおもいきや、使用してみるとかなり難しく思うようには切断できませんでした。

慣れの問題もあるのでしょうが、1枚づつタイルを張るわけではなくタイルシートでの接着のため、失敗したら使用しないということができないため、ほとんど使用しませんでした。

近与(KONYO) 大五郎 タイルニッパー TC-1
近与(KONYO) 大五郎 タイルニッパー TC-1

代わりに使用したのはグラインダーです。

刃はタイルようではなくレンガ用だったのですが、問題なく切れました。

高儀(Takagi) EARTH MAN 乾式 ダイヤモンドカッター 速攻シリーズ リム 105mm
コンクリート・ブロック・レンガ・スレートの切断や溝切りに 切り口キレイ

(けがのもとになるので、基本的には用途に応じた刃を購入し、切断してください)

もちろん使用の際はゴーグルと革てぶくろの着用を忘れずに!

購入したタイルの確認です。

1つのタイルショップではイメージどおりのものが揃わなかったので、2つのタイルショップから購入しています。

画像のタイルは、側面上部に貼るための10mmタイルと、内側の正面に貼るためのタイルです。

タイルシートには2種類あるみたいで、表にシートが貼ってあって後からシートを剥がすタイプと、裏にネットが貼ってあるタイプです。

こちらのショップで購入したものは裏ネットタイプなので、表の模様を張る前に確認することができます。

もう1つのショップで購入したものは表シートタイプだったので、貼る前に模様や色の確認が難しいです。

(とは言っても、シート回りやシート越しにもなんとなくイメージはつかめますが)

タイルを切断していきます。

シンクに合わせてマジックで印をしました。

シートでくっついているだけなので、1枚1枚のタイルを押さえつける必要があるため、

画像のように薄いゴムシートを敷いた上から、さらに木材を載せて、その上から押さえつけてタイルが動かないようにしてからグラインダーで切断しました。

説明のための画像で、タイルは切断した後の写真になっています。

内側正面の花柄のタイルも切断します。

(この時に購入したショップではこの商品はすでに取り扱いはないようです)

側面上部の10mmタイルは切断ではなく、2列づつに分解しておきます。

復刻/花子/純シリーズ/美濃焼タイル/モザイクタイル/10mmフラワータイルシート(hk-j)/シートを少量ご注文の場合は半分に折った状態で発送致します☆☆☆

価格:1,430円
(2020/8/29 23:20時点)
感想(1件)


シンク内底面の青い丸タイルをシンクに合わせて切断しました。

廣美陶房 19ミリ丸モザイクタイル スカイブルー 60
材 質:磁器質(1類)、施釉、表紙貼り、寒冷地対応 用 途:内外装の壁、床に対応 サ イ ズ:1ピース 19×19×5ミリ 1シート 292×295×5ミリ 目地込寸法 1平米 11.6シート必要です。 ケース入数:30シート 重量:22k...

排水口部分を下からマジックで印をつけて、切断します。

このあと印をつけた部分を切断しています。

タイル作業と同時に排水金物をシンクに設置します。

埋め込んである排水ソケットが外れないように、慎重に排水金具を押し込んでいきます。

(結構堅かったので、ゴムハンマーで恐る恐るたたきながら押し込みました)

カットした底面タイルを仮に合わせています。

シンク内側のタイルを切断しました。(正面を除く3面分)

タイルの切断がひととおり完了しました。

タイルの接着をしていきます。

使用するのは弾性接着材のフレックスマルチというものです。

タイルメント タイル用接着剤 フレックスマルチ オフホワイト 2kg 33580040
タイル用 弾力性接着剤 ホワイト

モルタルを主原料とした接着剤などいろいろなものがありそうですが、剥がれてしまっては元も子もないので、業務用の製品を選択しました。

シンクの内側のタイルから接着していきます。

白いタイルを3面貼り終えて、正面のタイルを貼るための接着剤をクシ目コテで塗り伸ばしていきます。

正面の花柄タイルを貼りました。

実は画像は修正済みのものですが、シートのまま貼ると下の方の花柄が反対になってしまうのですが、気づかずに貼っていました。

貼って10分後くらいした後でたまたま嫁さんが確認に来て、おかしいことに気づき修正しました。

既に固まり始めてたのでギリギリだったと思います。

引き続き側面上部の細かいタイル、そして外側のタイルも貼っていきます。

外側はこの状態では分かりにくいですがグレーのタイルです。

アール部分は細かいタイルを1個づつに分解して貼っています。

なんとか形になりました。

シンク内の底面も貼りました。

そしてしばらく時間を置いた後、(1時間位?)霧吹きで水をかけてシートを剥がします。

なかなか上手く出来たかな。

次はタイルの目地を入れていきます。

その前に接着剤の量が多くてはみ出ていたところを先端の尖ったもので取り除きます。

内側のコーナー部はタイル貼りの際に接着しづらいだろうと思い、接着剤を多く塗っているので、はみ出ている量も多いです。

画像は取り除いた後です。

排水口回りなどの上手くコテが使えない部分はどうしても接着剤がはみ出ています。

取り除いた接着剤のカスです。

タイル目地を練っていきます。

この製品1.5m3/1袋程度と書いてあったのですが、作業を始めたら全く足りず、2回買い足しに行くことになりました。

多分モザイクタイルではなくて大きなタイルを前提とした目安なんだと思います。

こちらが買い足した分の目地材です。

最初のネットで買ったものとパッケージが違いましたが、同じメーカーだったのでそのまま混ぜて作業を継続しました。

全部で3.5袋位使用しました。

トーヨーマテラン SPタイル専用目地材 NO5146
内外装のタイル目地補修・ひび割れ補修など。

目地材を途中で買い足したりしていたため(2回目は嫁さんにいってもらいました)途中で固まり始めてしまい大変だったのですがなんとか一気に詰め終わりました。

逆に固まり始めてから角の形などは整えています。

そして形も概ね整ったところで、大きなスポンジを使って表面をゆっくりと何度も擦ってきれいにしていきます。

目地材がタイル表面で固まってしまうと後できれいにするのは大変なので頑張って何度も擦った成果をご覧くださいw

イメージどおりの仕上がりに満足です。

次回はこのタイルシンクをミシン台に取り付けします。

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