初心者にも分かりやすいビンディング調整|前圧調整と解放値調整は違う?

中古のスキー板を購入したので、ブーツに合わせるため、ビンディングの調整をしてみます。

今回購入した2組のスキー板は、ブーツのソール長を表示した目盛りが無い古い?タイプなので、調整には知識が必要になります。

上から2番目と3番目が、今回購入した板で、メモリなどの表示はありません。

解放値調整と前圧調整

簡単に説明すると
解放値 「ビンディングに対するブーツの外れ易さ」
前圧 「前後のビンディングでブーツを挟む力」
という感じです。

適正な前圧調整を行わないと、解放値どおりにブーツが外れません。
両方が適正にセットされていないと意味がないということです。

開放値の設定は、色んなサイトで紹介されていて比較的簡単なので、今回は前圧調整に焦点を当てて紹介します。

サロモンC610の前圧調整

調整は、ヒール側のベロをマイナスドライバーなどで持ち上げて、行います。
(古いタイプだと結構これが多い印象)

ちょっと分かりにくいのですが、ブーツをセットした時に、▼マークがベロの範囲内に入るように調整していきます。

分かりやすいように画像では▼を赤く表示しているのですが、実物はよく確認しないと、この▼マークは分かりにくいです。
(色がついているわけではなく、ちょっと窪んでいる程度です)

こちらは、ブーツをセットする前の状態なので、▼マークはベロの外にあります。

そして持っていたソール長284mのブーツをセットしていきます。

最初、緩めにセットした状態だと、▼マークの位置はほとんど動きませんでした。
一段回キツめに調整しなおし(前に移動)、ブーツをセットしたところ、▼がベロの範囲内に入りました。

この位置が適正に調整された状態になります。

しばらくはこのブーツと板のセットになりそうなので、油性マジックで印をしておきます。

LOOK TXの前圧調整

続いては、コチラ。
ルックのTXというビンディングです。

このビンディングには分かりやすい調整窓のようなものが有り、この範囲内に黒いマークが入ればOKのようです。

先程のビンディングと同様に、緩めの状態でセットして、確認、一段回キツくして、再確認という感じで、調整しました。

ロシニョールのビンディング

こちらは、後日追加購入したロシニョールの板です。
前側だけ目盛りに合わせて、後ろ側のビンディングで前圧調整するタイプのようです。

確認用窓といっても、穴が開いている感じなので、最初はよく分かりませんでした。

窓の中の目印が動いているようですが、目印はスキー板と一体になっていて、どちらかというとビンディングがブーツに押されて、後ろ側に移動しているという方が正しいかもしれません。

まとめ

実は私も前圧調整に関しては、あまり意識しておらず、今まで解放値の調整しかしていませんでした。
今回、子供の分を含め2セットのスキー板を購入し、色々調べるうちに前圧調整がとても重要であることを認識させられました。
仕組みが分かればそれほど難しいものではないので、安全に滑るために、自分のスキーセットのビンディングについて、前圧および解放値について、ご確認することをオススメ致します。

 おしまい

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