小屋に水道を設置1

今回は小屋の中に流し台を設置していきたいと思います。
まだまだ小屋の中は物置状態なのですが、今後のことを考えると井戸水ではなく、飲用できる水道を設置したいと思っています。

そのうち小屋の横にパーゴラ的なものを設置したいと思っているので、その辺も念頭において水道管を敷設していきたいと思います。

給水管と排水管はこの辺から取り出しをしていきます。

レンガの小道を横断し、隣地との境界ブロック塀沿いに配管していくつもりです。

そのうちパーゴラ的なものを設置したいと思っている小屋横スペースです。(シマトネリコの向こう側)

はじめに既存の水道管の確認です。

既存のバルブ2次側付近を掘削し、地盤面から40cm程度の深さにありました。

狭い場所なので、取り出すのが大変そうです。

続いて排水管の接続位置の確認です。

右の方に写っている雨水菅との交差が必要ですが、勾配などから考えると雨水菅の下部を配管していく必要があります。

接続位置がある程度確認できたので、図面を書いて施工イメージをしておきます。

小屋までの長さを測って、必要勾配と配管の埋設深さを決めていきます。

配管径は流し台だけなら50φでもいいかと思いましたが、他のことにも利用したくなるかもしれないので余裕をもって75φとしました。

勾配は余裕をみて1/50は欲しいと思ったのですが、計算すると1/75〜1/100程度が限界っぽいです。

「配管勾配とは? 配管の傾きのことで、1/100勾配とは、1mの配管長さに対して1cm(1/100m)深くなる(浅くなる)ということ。一般的に屋外の汚水用配管は1/50~1/100勾配が好ましいといわれています。(下水道法では1/50と定められています。)」

最初は既存の水道管から配管を分岐して、不凍水抜栓を設置するところからです。

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・シンプルを追求し、わずか34㎜に蛇口を一体化した蛇口付デザイン水栓柱です。 ・使い勝手が良い360度回転式の吐水口です。 ・アクアマールとアクアマールWの吐水口は整流網付です。 ・補助蛇口付(アクアマールW)と散水用(アクアマールS)はホ...

不凍水抜栓設置予定箇所には水抜きした時に水がうまく浸透していくように空壁ができるような大き目の砕石を埋めます。

砕石と周りの土が混ざらないように、庭に転がっていたコンクリートブロックを設置して、その付近に砕石を入れます。

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こんな既成品もあります

砕石を購入しようかと思ったのですが、庭の土を掘削した時に出てきたコンクリートガラをリサイクルしてみようと、ハンマーで砕いて使用することにしました。

ハンマーで叩いていくと

こんな感じで細かくなっていきます。

この砕いたコンクリートガラや、不要な石などを埋めていきます。

いよいよ水道管の分岐作業です。

既存バルブで水道を止めて作業開始です。

これは緊張しますね。
(これを失敗するとしばらく断水状態になってしまい、料理はおろか風呂、洗濯などの機能が停止してしまう(;゚Д゚))

あらかじめ作成しておいたパーツを(分岐継手+不凍水抜栓接続用継手)を切断した箇所に接着していきます。

ある程度遊びがないとうまく接続できないのですが、今回は既存バルブ2次側がフレキ(可とう継手)だったので、それを利用して接続できました。

そして不凍水抜栓を設置し、この水抜栓を閉止した状態にして通水確認をしたいと思います。

冬だったので、1日とか放置した方がよいと思うのですが、トイレも使用できない状態なので、一刻も早い復旧が必要です(;^_^A

結局2時間程度経過後に復旧することにしました。

バルブを開けて接続箇所を一箇所づつ慎重に確認していくと・・、不当水抜栓との接続箇所箇所が湿っているような・・・(゚A゚;)ゴクリ

明らかに漏れています。しかしこの部分はユニオン接続部なので締め込み不足なだけではと、慎重に増し締めを行ったところ、無事水漏れは止まりました。(≧▽≦)

時間との戦いだったこともあり、このあたりの作業している画像はありません。

既に水抜栓をVU管で保護し、砂で埋戻しを始めたところの画像です。

一応この作業が完了してしまえば、これ以降の作業はこの止水栓を閉じておけば母屋の水を止めることなく作業できるので、ひと安心です。

それでは不凍水抜栓以降の水道管を延長していきます。

レンガの小道を横断していくので、レンガを一部撤去していくことになります

とりあえずレンガの小道手前まで配管しました。

配管の先端にはボール弁を設置し、エア抜きした後でバルブを閉じる。

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その後、漏水確認をして埋め戻してを繰り返していくつもりです。

掘削土が結構な量になり、スペースの問題で一気に掘削するのは困難なため、少しづつ進めていきます。

続いては排水管の取り出しです。

既存排水管に75ΦのVP管を接続します。

まっすぐ小屋まで配管できるのであれば、距離的にはあまり必要ないのかもしれませんが、配管できそうなスペースを検討していくと,4箇所ほど曲がり部分が必要となります。

この曲がり部には上部から点検ができるように小口径桝を設置する必要があります。

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行きつけのビバホームで購入してきました。

配管上に水糸を張って、勾配を確認しながら掘削していきます。

配管を接続して

再度勾配を確認しながら、杭などで配管を固定します。

(画像にはないですが、水平器で何度も勾配を確認しながら作業しています)

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●精度:±1.5mm/m=±0.0859°以内●感度:0.5mm/m=0.0286°●屋外排水管・U字溝・側溝勾配の測定。●勾配別設定気泡管で求めたい排水勾配が正しく簡単にだせます。●ヒューム管・パイプ測定用U溝付です。●スケール目盛付です...

掘削した土は石などが結構まざっていたので、ふるいで石などを取り除いて配管周りを埋め戻していきます。

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小口径桝の設置箇所付近は、画像のような養生をして、接着時に周囲の土などが崩れてこないように注意しながら作業しました。

(もっと広めに掘削すればよいのですが、手作業では限界があるのて最小限の掘削としているため、作業中に崩れた土で接着部を汚さないように)

配管端部に接着剤を塗って、小口径桝を接続します。

このときも桝が水平に接続できるように、桝と配管を仮接続した際に油性マジックで印をしておいて、それを目印にして一気に差し込みます。

配管が動かないようにできるだけ埋め戻し・転圧をしておきます。

庭回りのDIYをしていると結構問題になってくるのが、残土の処理です。

もちろん大きな石などを除いて埋め戻しているのですが、どうしても余る土が出てきてしまいます。

(今回の場合は配管の体積分は土が余ってくるのは当然なのですが、それ以上の量になっている気がするのは気のせいなのでしょうか)

やむを得ないので土嚢袋を購入し、とりあえず一時保管することにします。

なるべく掘削手間が少なくなるように、以下のような手順で作業を行っています。

・地盤面より深さ430mm程度で掘削し、水道管を設置(凍結しないように)

・水道管の先端にバルブを設置し、閉止した状態で水漏れがないことを確認。

5分程度量水器とにらめっこしています。

(本来は圧力試験をすることが望ましいですが、そんな機械はないので)

・水道管を埋め戻し、排水管を設置(真上ではなく、若干ずらして)

排水管の埋設深さは勾配が必要なので、深さ350~200mm程度です。

・配管端部から水を流してみて、小口径桝で流れを確認後、埋め戻し

下図の①~⑤のエリア毎に上記作業を繰り返しながら進めていきます。

(現在は①)

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