窒素なしで冷媒管の圧力試験は可能か?|自転車の空気入れで気密試験ができる?

DIYでエアコン設置をするにあたり、冷媒管の漏れ試験をしたいと思い、簡易的に試験機を製作?してみました。

エアコンの冷媒管については、官公庁の工事では、窒素による空圧試験が義務付けられていますが、家庭用エアコンで窒素試験を行うことはほとんど無く、DIY動画などにも参考になるものはありません。

なんとか安価に冷媒管の空気圧試験をしたい思い、自転車の空気入れに接続できるようなパーツを探してみると・・・

こちら、PT-91という製品

Amazon.co.jp: 日建 エアー注入口用バルブ PT1/8 PT-91 : 産業・研究開発用品
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PTとは旧JIS規格名称で、現在の規格の一般的なテーパねじのことです。

この製品で、エアー用の米式バルブ1/8テーパねじに変換することで、自転車の空気入れを使用して冷媒管内にエアー注入が可能になります。

一緒に購入したものはこちら

これを接続することで、空気入れのバルブとフレアーネジの変換ができるようになります。

空気入れとゲージ付ホースを接続して圧力をかけてみます。

クロスバイク用の空気入れであれば、1MPa程度まではなんとか加圧できそうです。

実際にエアコン設置時にも、この方法で、漏れ箇所を発見することができました。

この時は、アマゾンで購入した安価なコントロールバルブが不良品でした。
これがなければ漏れ箇所の特定にはもっと時間がかかったと思います。

まとめ

今回の装置でかけることができる圧力は、私の空気入れだと1.0MPa程度が限界です。
(コンプレッサーなどを用いても、同じようなものだと思いますが)

つまり、本来冷媒管内にかかる4.0MPa以上の圧力試験ができるわけではないです。

といっても、(正負の違いはあれ)真空引きの0.1Mpaに比べれば、10倍程度の圧力であり、加圧することで、石鹸水などを利用した漏れ箇所の確認ができることが大きいです。
(真空引きだと、ガス漏れ検知用の液体を配管内に引いてしまうので、これができない)

実際に今回も早い段階で、コントロールバルブの不良も見つかったので、少しは役にたったかなという感じです。
(安い工具を使用したことが原因なのですが・・)

実際のエアコン設置状況についてはこちらで紹介しています。

  おしまい

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