今回、中古のスキー板を何組か購入したので、思い切ってエッジ研磨にチャレンジしてみます。
エッジ角とは
角度については検討の結果、ベースエッジは「1°」、サイドエッジは「88°」にすることに。
初心者にも扱いやすいオーソドックスな角度だと思っています。
子供や嫁さん用のものと、角度を変えようかとも思いましたが、それだけの道具を揃えるのは無理なので・・
メンテナンス道具の購入
エッジ角度が決定したので、道具を揃えていきます。
そして、こちらが私が考える最低限の道具たちです。
左から
ベースエッジ用ファイルガイド(OW)
サイドエッジ用のファイルガイド
エッジファイル(SWIX)
仕上げ用ダイヤモンドファイル
クリップ
ファイルのみswixで、それ以外はこだわらず安いものを購入しました。
本当はバイスがほしいところですが、高くて手が出ないので、これでチャレンジします。
(↓その後バイス自作しました。)
ベースエッジ研磨
頻繁に研磨する部分では無いようですが、現状の角度が分からないのが嫌なので、最初にキチンと角度を出しておきたいと思い、研磨することにしました。
使用するのはOWのベースファイルガイド。
早速、パッケージの画像を見ながら、ファイルをセットしたのですが、なんかおかしいような気が・・・
ファイルとガイドのメーカーが違うからなのか、それともパッケージの画像が間違っているのかは分かりませんが、どうやら、ファイルのセット方向は反対みたいです。
正しい方向でファイルをセットし直して作業開始です。
ファイルの角度は、スキー板に対して直角より若干傾けた感じでセットし、エッジに沿って削っていきます。
あまり力を入れすぎないほうが良いようですが、ファイルガイドが滑走面から離れない程度には、抑えておく必要があります。
事前に、油性マジックでエッジを塗っておくと、削った部分がわかりやすくなります。
外側が先に削れていく感じだったので、元のベース角度は1度以下だったのかなと、思います。
更に削り進めると、内側も削れてキレイになりました。
これでベース角度は1度になったのだと信じています。
ちなみに、滑走面保護のための養生を忘れていて、途中で貼っています。
ブレーキ用の止めゴム等も、買うと高いので、家にあった紐で代用しています。
ボーダーカッターの代用
続いては、サイドエッジといきたいところなんですが、その前にボーダーをカットする必要があります。
ボーダーカッターを購入すれば楽なんだと思いますが、高過ぎて買えません。
いろんなサイトで代用品などを紹介しており、かなり検討したのですが、私の最終案はこんな感じで。
適当な木材をガイドにして、エッジの厚みと同じ2mmのスペーサーをファイルで挟んで、クランプで固定します。
ちょっと時間はかかりますが、それなりに削れます。
位置を微調整しながら、クランプで挟む作業が若干面倒ですが、コストを考えればコレで十分かと。
サイドエッジ研磨
購入したファイルガイドはこちら
ファイルをガイドにセットします。
安物のクリップですがしっかり固定してくれます。
ベース研磨同様、あまり力をかける必要は無いのかもしれませんが、ガイドやファイルが、滑走面やエッジに密着した状態を保ちつつ削っていきます。
バイスが無く、ほとんど片手作業になってしまうことで、ガイドがズレてエッジにダメージを与えてしまった箇所もありますが、それなりには仕上がりました。
エッジ研磨の後は、ダイヤモンドファイルでバリを取り除き、仕上げます。
傷つけてしまったエッジ部分はどうにもなりませんが笑
サイド部分はファイルと同じようにガイドに取り付けて仕上げていきます。
作業をしているとファイルの目詰まりが頻繁に起こるので、ホームセンターで安い真鍮ブラシを追加購入しました。
ブラシで取れない詰まりは、カッターで一目づつ取り除いています。
ダリング
最後は前後のエッジを丸めて?いきます。
これをしないとエッジが引っ掛かって転びやすくなります。
元々持っていたヤスリと布ヤスリで、結構大胆に削っておきました。
まとめ
1組のスキー板で一連の作業を行ってみて、とりあえず私の購入した道具でも、エッジの研磨はできることが分かりました。
ですが、気になった点が2点。
1つ目は、バイスがないことで片手作業になってしまう場面があり、仕上がり品質と、作業効率は決して良くありません。
バイスはとても高価であり、では買いましょうとはならないので、自作を含め、今後の検討課題です。
自作してみました。
もう一つは、ボーダーのカット作業。
こちらもなんとか作業はできたものの、一本しかないファイルを付け替えながらの作業は面倒なので、もう少し検討の余地があるかな、という感じです。→検討結果
とりあえず、エッジ研磨は自分でも十分できるということが分かったので、残りのスキーも、シーズン前にできるだけやってみようと思います。
おしまい
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