食洗機のエラーコード63とは|洗浄ポンプを分解して修理できるか?

10年以上経過した食洗機。
エラーコード「63」を頻発するようになったため、分解してみることに。

前回キッチンから取り外したリンナイ「RTW-458D」

エラーコード「63」とは

分解する前に今回の症状について、資料などを調べました。

リンナイ公式HPのQ&A

洗浄ポンプの取替になればきっと最大の3万円かな

取扱説明書

購入時のマニュアルには、エラーコード「63」はなく、近いのは以下の「60」ということになるのでしょうか。

機器分解シート

機器分解シートとは、本体内部に収納されているメンテナンスする人が確認するためのマニュアルみたいなもの。
本体前面パネルを外したところに貼り付けてありました。

資料をまとめると

機器分解シートに書いてある「異物の嚙み込み」
本当に何かの噛み込みが原因であれば、分解してその異物を取り除けば直るということでは。

ということで機器の分解を進めることにします。

分解スタート

本体裏側パネルの取り外し

最初に裏側パネルを分解しました。
ビスを数本緩めるだけなので作業は簡単ですが、部分的にしか(下の方だけ)外すことができず、こちらから作業はできません。

前面パネル取り外し

前面パネル裏側のネジ(左右)を緩めて、パネル上部の爪を割らないように取り外します。

前面扉を外すと、機器分解シートが貼り付けてあります。

分解シートが貼り付けてあった白いシートと、グレーの下部パネルも外します。
(ビスを緩めれば外れます)

洗浄ポンプは下側に付いているため、本体を横にします。
(下面のパネルはパカッと外れます)

洗浄ポンプの設置状況が確認できるようになりました。

洗浄ポンプ取り外し

ホースバンドをずらします。

ビスを何本か外して、ホースを3か所外す必要があります。
画像の左側2箇所の大き目なホースが固いので、結構力が必要です。

取り外した洗浄ポンプの型番は「PCR-751SR4」
ネットで検索しても引っ掛からないで、自分で洗浄ポンプの交換するのは無理ということになります。
つまりこれで直らなかった時は本体ごと交換ということになりそうです。

洗浄ポンプ分解

洗浄ポンプを分解していきます。
ネジを緩めることで、モーターと羽根車の部分に分かれます。

羽根車の部分も分解します。
(さきほど外したビスでまとめて固定されていました)

「異物の噛み込み」を期待?していたのですが、残念ながらとてもキレイです。
回転部分も取り外しましたが、異物らしきものは全く無いです。

パッキンなどの劣化もなさそうなので、とりあえず全て元に戻すことにしました。

試運転

機械ものは一度分解することで調子がよくなるなんてことは、よくあること。

ということ、一応試運転してみます。

屋外水栓に接続

電源は延長コンセントで。
排水は屋外なので垂れ流し。
給水管だけ、屋外水栓に接続する必要があります。

屋外ホースのカプラーに接続するための部材を購入して、給水管を接続。

せっかくなので、シャワーノズルも清掃しておきました。

運転開始

残念ながら洗浄ポンプからはあいかわらず大きな音が聞こえてきました。

ポンプも運転し、排水ホースからの排水状況

運転自体はエラーがでることもなく無事完了しました。
が、もともと毎回エラーが出ているわけではなかったため、直っているとは言えないです。

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まとめ

試運転で、洗浄ポンプの音が治まっていれば、分解修理は成功といえたかもしれません。

しかし

  • 分解した洗浄ポンプ内に異物等は発見できなかったこと
  • 運転音の大きさに改善が見られなかったこと

以上より、洗浄ポンプの修理は不可能と判断しました。

そして新しい洗浄ポンプを入手することも難しそうなので、自分で修理するのは不可能と判断し、本体ごと交換することに決定です。

今後ネットで安いのを探して設置していきます。

 おしまい

参考資料(機器分解シート)

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