エアコン設置を始めるにあたって、最初に考えなければならなかったのが、設置場所。
この部屋は、南側以外に外部に面している壁がなく、隣の部屋に冷媒管を通す前提で、建設時にエアコン電源を設置しておきました。
しかし、実際に設置しようと思うと、部屋内に冷媒管を通すのは、やはりというか、当然というか、あまり格好よいものではなく、他の場所はないものかなとあたりを見回してみると、
ここも外壁に面しているわけではないですが、隣室に冷媒管を通すよりはマシなのと、取付もこっちの方が楽そうなので、こっちに決定。
しかし、そうなると電源線が・・
ということで、電源を移設することにします。
配線ルート検討
できるだけ露出部分を少なくしたいところ。
色々と検討しましたが、完全に天井や壁内に納めるのは難しそうなので、クローゼット内を配線することにしました。
配線作業その1
元のコンセントから電源を取り出し、クローゼット内への配線作業部分です。
高さの関係で、室内側は壁に、クローゼットは天井に穴あけします。
そして配線はこんな感じです。
実際の配線作業はかなり難しく、いきなり片側から配線を突っ込んでも、逆側の穴に通るわけではありません。
最初は形を整えた細い針金を貫通させ、その針金の端部にケーブルを結んで、針金を引っ張りながら配線しました。
使用したケーブルはVVF2.0mm-3C。
第2種電気工事士の資格を取得するときに購入した余りです。
接地線も必要なため、3Cを使用することで、キレイに納めることができます。
(ケーブル2C+接地線だと露出部の見栄えが悪いので)
このまま元コンセントまで露出にする予定でしたが、コンセント上部に穴開けし、壁内に納めることで、露出部分を極力減らすことにしました。
結果はこんな感じで、10cm程度の露出で済みました。
あとは、元の電源線と接続するだけです。
ケーブルシース、電線被覆をそれぞれ剥いで、同色の電線をリングスリーブで圧着します。
余分な芯線を切断し、絶縁キャップを被せます。
ボックス内に押し込んだら、一旦この箇所の作業は終了です。
配線作業その2
続いて、エアコン用に新たにコンセントを設置する箇所の作業です。
部屋内から見えないように、なるべく高い位置に設置することにしました。
スイッチボックスを壁内に納めるために壁に穴あけします。
壁内に納めることできるのか?と思うかもしれませんが、なかなかこのスイッチボックスはうまくできていて、穴あけの大きさを工夫すると、うまく納まっていきます。
スイッチボックスを横にしたときにギリギリ納まる幅で穴あけしていきます。
ドリルで穴あけした後、刃の細いノコで開口していきます。
こんな感じでしょうかね。
ボックス内に配線の端部を丸めて納めて、横向きにして壁に突っ込んでいきます。
壁内に、ある程度の奥行がないと難しいかもしれないです。
なんとかボックスを壁内に入れ込んで、柱にビスで固定しました。
(ボックスを取り付けるために、柱などの横に配置する必要があります)
配線固定後の画像ですが、コンセント裏側のクローゼット内はこんな感じです。
電源線・接地線の確認
一応ここで、電源線と接地線の確認をしておきます。
通常であれば、黒ー電源(L)、白ー電源(N)、赤ー接地、という感じだとおもうのですが、一応確認しておきます。
結果は
黒白→98.5 黒赤→98.5 赤白→0
ということで予定どおりに進めていきます。
(さすがに白以外に電源(N)を使用しないとは思うので)
接地もちゃんととれてることも確認できました。
しかし、意外と電圧低かったな~
コンセント設置
エアコン用のコンセントなどを購入して、最終段階です。
既存電源との接続部はブランクプレートを設置しておきます。
クローゼット内の見栄えが良くなるように、サドルで留めました。
そして、コンセントの設置。
他の部屋のコンセントと同様のものにしてみました。
(15・20A兼用というタイプ)
一応試験も行って、電源工事完成です。
さて、これでやっとエアコン設置工事を始められそうです。
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