トルクレンチを使って自分でタイヤ交換

先日、車のタイヤ交換用にトルクレンチを購入しました。

ネットなどで比較的評判の高い「エマーソンEM-29」という製品です。
4,000円位しましたが、ショップに頼めば1回でそれに近い金額になると思うので、すぐに元はとれると思います。

今回はこのトルクレンチを使用して、我が家のフリード(DBA-GB3)のスタッドレスタイヤ交換をしたいと思います。

エマーソン(Emerson) 使いやすさにこだわったトルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm 届いてすぐに使える103N・mプリセットタイプ トルクチェックで安全確認 14/17/19/24mm+21mm薄口ロングソケット、エクステンションバー付属 収納に便利なケース付き タイヤ交換 EM-29
国内市場で長年販売実績のある自動車工具&用品メーカー「ニューレイトン社(日本)」製。タイヤ交換用工具を中心に「エマーソン」ブランドとしてラインナップを展開。 ■特徴 基本性能を十分おさえながら品質と使いやすさにこだわったエマーソンのトルクレンチです。必要以上の力で締付けることを防ぐことが出来ます。 締付けトルクの変更も...

タイヤ交換準備

タイヤ交換前の夏タイヤ装着状態。

タイヤ交換する場所

タイヤ交換に必要なのは
平らな場所(これは絶対です)
舗装面(砂利などで行うのであれば、ジャッキアップスタンド(通称ウマ)が必要です)

必要な工具

タイヤ交換に必要な工具はこれだけです。(+今回購入したトルクレンチ)
あれば便利な工具はいろいろあるかもしれませんが、年に2回の作業なのでこれでも全く問題ないです。

このうち右側のクロスレンチ以外は車載工具です。(最近はこの車載工具が標準で付属していない場合もあるようですが)

車載工具は以下の画像のように車の後部側面などに納まっています。

交換後にタイヤの空気を入れるのは自転車の空気入れでも可能です。(米式バルブが必要です)

また空気圧確認のためのエアゲージはあった方がいいと思います。

スタットレスタイヤの準備

スタットレスタイヤは、通常のスリップサインとは別にスタットレスタイヤとして必要な溝が残っているかのサインがありますので、交換前に確認してください。

私は、このサインを見て溝の残りが多いものを前輪に履かせるようにしています。

交換するタイヤの前に置いて作業がスムーズにできるよう準備します。

タイヤの他にスタットレス用の専用ナットを使用している場合はそちらも一緒に準備しておきます。

社外ホイールには一般的にはテーパナットが使用されていますが、ホンダの純正ホイールなどには特殊な球面形状のナットが使用されていることがあります。

ホンダ車をホイール付きのスタッドレスに交換する場合は、別途テーパナットを用意しなければならない可能性が高いです。

左は一般的なテーパナット、右は球面ナットです

今回は夏タイヤもスタッドレスタイヤも社外品なので、同じテーパナットを使用します。

タイヤ交換作業

1.ナットを緩める

ジャッキアップ前にナットをちょっとだけ緩めておきます。

クロスレンチは使用する箇所にビニルテープなどで目印をしておくと便利です。

2.車をジャッキアップ

ジャッキアップポイントは画像のように補強されている箇所になります。

ジャッキアップは、タイヤの下に少し隙間ができる程度まで行います。
(私の感覚では2cm位でしょうか)

※ジャッキアップした状態の車の下には絶対に入らないこと。

3.タイヤの取外し、取付

ジャッキアップしたらナットを全て外します。

そして、ボルトを傷つけないように水平方向にタイヤを取り外します。

準備しておいたスタッドレスタイヤを、外す時同様に水平方向に取り付けます。
(タイヤを外した状態で放置せず、すぐにスタッドレスタイヤを取り付けましょう)

タイヤを取り付け、ナットの仮締めをしたら、ジャッキダウンします。
(仮締めは力は入れすぎず、かつタイヤがぐらつがないように固定します

4.トルクレンチでボルト本締め

今回購入したトルクレンチを、フリード(DBA-GB3) のホイール締付トルク108N・mに設定していきます。
(わが家のもう一台の愛車ノートE12も同じ108N•mのようです)

画像の黒いつまみを回すことでトルク設定するハンドルを緩めたり固定したりできます。

つまみを緩めた状態で、ハンドルを一度100N・mに合わせます。(マニュアルに記載あり)

そのあと、ハンドルを右に回していくと設定値が上がっていくので、108N・mに合わせて固定すれば、設定完了です。

フリードのナットサイズは19mmなので、付属のエクステンションと19mmソケットを接続します。

左手でラチェット部分を固定する感じで持ちながら、カチッという音がするまでナットを締めます。

4本とも作業を完了し、スタッドレスタイヤに交換できました。

空気圧の確認

半年ほど倉庫に置いてあったので、空気圧の確認はしておきたいところです。

簡易的なもので十分なのでエアゲージを持っていると便利です。

エーモン エアゲージ(ペンシル) 最大測定値350KPa A58
■タイヤの空気圧測定に ■携帯に便利なペンシルタイプ ■最大測定値350KPa

空気圧を確認すると、200kPa程度でした。
フリードの適正空気圧は前後タイヤとも220kPaなので、やはり減っているようです。

自転車の空気入れで空気を補充します。
(自転車に比べればかなりポンピング回数は多くなりますが、問題なく空気充填できます)
※米式バルブが必要です。

少し余裕をもって240kPa程度まで補充しておきます。

最終確認

作業としてはこれで完了なのですが、念のため私は家の周りを一周して、もう一度トルクレンチでナットの締め付け確認を行っています。
(車を前後に動かすだけでもよいと思います)

初めてトルクレンチを使用しましたが、適正トルクで締め付けできる安心感は大きいです。

タイヤ交換代が高いと感じている方は是非トルクレンチをお試しあれ。

 おしまい

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